【顎関節症】顎が痛いときにセルフケアはしていいの?

顎関節症とは?

これまでのブログでも既出ではありますが、改めて顎関節症とはどういう症状なのかをご説明します。

顎関節症とは、

  • 「口を開けると痛む(開口時痛)」
  • 「口が開かない(開口障害)」
  • 「口の開閉で音がする(関節雑音)」

といった症状がでる顎の疾患です。

これらの症状は、顎の関節を構成する

・骨
・筋肉(咬筋・側頭筋など)
・関節円板
・靭帯

などの異常によって生じます。

顎関節症に有効なセルフケア

・温熱療法
蒸しタオルなどを使い、顎に15〜20分間当てます。
顎周辺の筋肉を緩め、血行を促進させることにより筋肉の緊張が和らぎます。

 

・筋肉のストレッチ
口を大きく開け閉じする、左右に動かす、円を描くような動きなど、簡単なストレッチを行います。
顎のストレッチは、筋肉の柔軟性を向上させ、過度な緊張を軽減します。
穏やかな動きで行い、痛みを感じた場合は中止してください。

 

・姿勢の注意
猫背や頬杖をつく、うつ伏せで寝るなど、普段の癖や習慣が日常で顎に負担をかけています。
良好な姿勢は顎関節症の管理に重要です。
特にスマートフォンやパソコンの使用時は、首や肩の緊張を軽減するために画面の高さや椅子の調整に気を付けましょう。

 

・食事の工夫
硬い食べ物を避け、柔らかい食品を摂るように心がけます。
食事の際に口を大きく開けることに苦痛を感じる場合は、小分けにしてゆっくりと噛むようにしましょう。

 

・ストレス管理
ストレスは顎関節症を悪化させる可能性があります。
十分な睡眠時間、深呼吸、ヨガなどで定期的にストレスを解消することが重要です。

 

・歯ぎしりの管理
歯ぎしりが原因の場合は、歯ぎしりを抑えるためにマウスガードを使用します。
これにより歯と顎の緊張を軽減し、夜間の歯ぎしりによるダメージを予防できます。

 

以上のセルフケアは、症状の軽減や予防に繋がります。

院からのメッセージ

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